心身の発達に伴い、徐々に外の世界との交流が増え、様々な人間関係を構築していく3歳児。



ママパパは他の子と自分のお子様の発達段階を比較することも多いはず。



そこで心理的発達段階を知るのに良いのがエリクソンの理論です。

今回は3歳児の心身の発達段階や、エリクソンの理論から見る3歳児との人間関係構築のポイントなどについてお伝えします。

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3歳児の発達段階の目安は?運動面、知能面、精神面について

心身ともに発達著しい3歳児。

具体的にはどのような成長がみられるのでしょうか?

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3歳児の発達段階の目安は?

運動面について
3歳児になると、脳神経の発達により、バランス能力が高まり、片脚立ちや爪先立ちができるようになります。

他にも、手を使わずに階段を昇降できるようになったり、後ろ歩きも可能になります。

そのため、外で遊ぶときもダイナミックな動きをするようになり、遊びのレパートリーも増える時期です。

手先の巧緻性も向上し、◯や□などを描けるようになり、ハサミを使うこともできるようになるので、少しずつお箸の練習をしてみても良いでしょう。



また、洋服のボタンの付け外しもできるようになったりと、自分でできることが増えてきます。

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3歳児の発達段階の目安は?

知能面について
4つくらいまでの数を数えられるようになり、また「過去・現在・未来」の時間の感覚を理解できるようになり、「こっちの方が大きい・小さい」などの対比もできるようになります。

また、語彙力が急激に向上する時期で、自分の名前や年齢などを言えるようになるほか、基本的な挨拶もできるようになるでしょう。

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3語以上を使った長い会話も可能となり始め、周囲との意思疎通が行いやすくなってくる時期です。

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3歳児の発達段階の目安は?精神面について

3歳児は自我が芽生え始め、周囲の人や物に興味を強く持ち始め、「なんで?どうして?」の質問が増えるのもこの時期です。



また、身近な人の気持ちを汲むこともできるようになってくるので、癇癪が強かった子も、言葉で諭すことで理解を得られやすくなってくるでしょう。



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お友達と遊ぶ際も、簡単なルールを理解することができ、おもちゃの貸し借りや順番待ちなどができるようになってきます。

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3歳児の発達段階の目安は?エリクソンの心理社会的発達理論からみる発達!

人の発達段階について、発達心理学の観点から述べた学者に、エリクソンがいます。

エリクソンの心理社会的発達理論が発表されたのは20世紀の頃ですが、今でもなお発達を考える上で重要な理論の一つとされていますのでご紹介します。



心理社会的発達理論では、人は生まれたときから予定された発達段階に沿って成長するものであると定義されており、各段階で発達課題と呼ばれる「乗り越えるべき課題」と、心理的な危機が定義されています。



その課題が解決されるか、されないかが、その後の人格形成に影響を及ぼすと考えられています。

心理社会的発達理論は8段階に設定されており、各段階の発達課題が「VS」という形で表現されています。

①乳児期(0歳〜1歳6ヶ月):基本的信頼感vs不信感


②幼児前期(1歳6ヶ月〜4歳):自律性vs羞恥心


③幼児後期(4歳〜6歳):積極性vs罪悪感


④学童期(6歳〜12歳):勤勉性vs劣等感


⑤青年期(12歳〜22歳):同一性(アイデンティティ)vs同一性の拡散


⑥成人期(就職して結婚するまでの時期):親密性vs孤立


⑦壮年期(子供を産み育てる時期):世代性vs停滞性


⑧老年期(子育てを終え、退職する時期):統合性vs絶望



上記のように、各年代ごとに発達課題が設定されていますが、今回はテーマにある3歳児の発達段階のみ詳細をお伝えします。

3歳児は幼児前期にあたり、乳児期に両親等から愛情をかけてお世話をしてもらったことでの基本的信頼を獲得した後の段階です。

幼児前期は運動面や精神面での発達に伴い、これまでの親からお子様へと一方的なやりとりであったのが、語彙面での発達に伴い、お子様が自分の意思で行動しやすくなる時期です。

意思の疎通がしやすくなったことで、お子様は自分の意思を伝えようとしているけれどまだ上手に伝えられない「イヤイヤ期」に突入し、加えて「自分でやりたい」という自立性がみられていきます。

しかし、この時期はまだ「自分でやりたい」という自立性と、「失敗したら、怒られたら恥ずかしい」といった羞恥心が対立しています。

そして成功すれば褒められ、失敗すると恥ずかしい思いをする経験を積み重ねることで、この時期に徐々に自律性(自分をコントロールする)を身につけていくのです。

しかし、この時期の躾が過剰であったり、干渉が多すぎたりすると子供は自分の行動が恥ずかしいものに思え、自信がもてなくなり、「また怒られるのではないか」といった疑惑をもつようになります。

そのため、この時期はしっかりと見守り、最低限の助言を与えながら行動を励まして行くことが大切になります。

あくまでも「自律性」「羞恥心」が上回らない程度に体験させていくことで、適度な自律感をもち、自己コントロールができるように導いていけると考えられています。

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3歳児の発達段階の目安は?人間関係やエリクソンからの学び他のまとめ

今回は3歳児の心身の発達段階の目安や、それに伴う人間関係の構築のポイントや、エリクソンの発達理論からみる親子の関係性のポイントについてお伝えしました。

「3つ子の魂100まで」と言われるように、3歳児までの関わりがその後の人格形成や人間関係に大きな影響を与えることはエリクソンがいた20世紀の頃から言われていたことで、とても大切なことだと知ることができたのではないでしょうか。

大事なお子様の健やかな成長に少しでも役立ちますように。

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