妊娠初期に急な出血!

「もしかして流産?」と不安やストレスを感じてしまうはず。



しかし、妊娠初期に出血を経験した方は意外と多く、流産以外にも胎盤の位置など、原因は複数あるのです。


そこで今回は、妊娠初期の出血で流産以外の原因や、胎盤の位置が出血の原因となる機序、ストレスは出血の原因となるのかなどについてお伝えします。

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妊娠初期の出血!流産以外(流産しなかった)の原因は?

妊娠初期の出血として最も心配で、多いのが流産です。



妊娠初期は流産の確率が高く、全体の約15%に起こるとされており、特に妊娠12週頃までに全ての流産の約80%が起こるとされ、この時期の流産は胎児の染色体異常や奇形によるものが原因なので、避けられるものではなく、治療法もありません。



流産の時の出血の目安としては、生理2日目以上の大量の鮮血(中には少量の出血だったという方や、出血自体なかったという方もいます)がみられ、強い腹痛を伴う場合、こちらも考えられます。

ただし、出血全てが流産というわけではなく、流産以外の原因もあります。

流産しなかった場合の原因についてみていきましょう。

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【妊娠初期 流産以外の出血の原因】

着床出血
着床というのは受精が成立し、受精卵が子宮の壁に潜り込む過程のことを指し、このときに子宮の壁がわずかに損傷することでみられる少量の出血が着床出血と考えられています。

着床出血の量や色調は個人差が大きく、鮮血がおりものと混ざって少量出てきたという方や、赤黒い出血があったという方もいます。



この出血は一日で止まったという声から、2〜3日続いたという方もいることから、生理と勘違いする方もいらっしゃるようです。



ちなみに、着床出血は妊娠した方全員にみられるものではなく、実際の正確な確率はわかっていません。

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【妊娠初期 流産以外の出血の原因】

毛細血管の微細な損傷や内診での損傷
妊娠初期では子宮が大きくなる過程や胎盤が作られていく過程での、毛細血管の微細な損傷による出血が考えられます。



また、妊娠初期のエコー検査では子宮がまだ小さい為、お腹に当てるエコーではなく、膣の中に機械を入れる経膣エコーを行い、その際に組織が損傷を受ける場合があり、少量の出血がみられる場合があります。



また、子宮膣部にびらんがある場合にも少しの刺激で出血しやすくなります。

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【妊娠初期 流産以外の出血の原因】

子宮外妊娠
こちらは妊娠検査薬のみで妊娠が発覚しており、まだ産婦人科を受診していない時点に考えられる原因で、緊急性がある出血です。

子宮外妊娠で最も多いのが卵管で、妊娠超初期は特に症状はありませんが、発育が進むと卵管が破裂してしまうこともあり、早急な治療を要します。

鮮血がみられ、強い腹痛を伴う場合は早急に受診しましょう。

次は、妊娠初期〜後期まで影響する胎盤の位置による出血などについてお伝えします。

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妊娠初期の出血!胎盤の位置やストレスとの関係は?

上記の原因による出血の他に、妊娠初期から全期間を通してハイリスクな状態となりうる胎盤の位置についてお伝えします。

それは「前置胎盤」という状態。

これは通常の胎盤の位置よりも低い位置、すなわち子宮口に近い位置にあり、胎盤が子宮口の一部または全てを覆っている状態です。



妊娠後期に子宮収縮の影響によって胎盤が剥がれた場合、大量出血を起こしてしまい、母子ともに危険な状態になってしまうのでハイリスク状態と言われるのです。



ただし、妊娠初期に前置胎盤と診断されても、その後徐々に胎盤の位置が上がってくることもありますので、定期検診で主治医と状態を適宜確認する必要があります。

原因としては、確定的なことはわかっていないのが現状ですが、可能性としては子宮内膜の感染症や喫煙、高齢妊娠、多胎妊娠、胎盤の形態の異常、また人工妊娠中絶を受けたことがある方も考えられています。

この前置胎盤の症状は、妊娠初期は腹痛などの症状はなく、唯一の症状は出血になりますので、気になる場合はすぐに病院を受診されることをおすすめします。

前置胎盤は超音波検査で発見され、その場合自宅で安静ということになるでしょう。

安静度に関してはその方の状態に応じて設定されますので、主治医の指示を仰いでくださいね。

また、妊婦さん達が気になるワードとして「妊娠初期の出血とストレスの関係」というものも挙げられています。

実際のところ、妊娠初期の出血や流産に直接ストレスが関係しているかはまだよくわかっていません。



しかし、海外での研究データ上では、ストレスの強い環境下にいる方や、離婚等を経験した方は自然流産のリスクが高くなった、というものや、内戦下にある妊婦では早産や低出生体重児が増えるというデータがあるそうです。

妊婦さんにとってなぜストレスは良くないのか。

それはストレスには血管収縮作用があるため、子宮に酸素や栄養が送られにくくなるため、これが続くと赤ちゃんの発育が悪くなってしまうのです。

そのため、ストレスは妊娠初期の出血や流産とは直接の関係性ははっきりしていないものの、母体・赤ちゃん共に少なからず悪影響を与えているということはわかってきています。

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妊娠初期の出血で流産以外の原因は?胎盤の位置やストレス他まとめ

今回は妊娠初期の出血での流産以外の原因や、妊娠初期の出血が胎盤の位置やストレスと関係性があるのかという点についてお伝えしました。

妊娠初期は微細な刺激でも出血しやすい時期。

原因は流産以外にも様々ですが、少しでも気になる点がある場合は主治医にご相談されることをおすすめします。

また、もし前置胎盤と診断された場合でも、慌てたり、過度なストレスを感じることなく、主治医の指示をきちんと守って出産に備えていきましょうね。